ジオフェルンZ/ヤマイモ抽出物(ジオスゲニン)高含有.高齢化社会の新しい栄養機能食品

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アポリポ蛋白E

 アポリポ蛋白Eは、肝臓や脳の神経細胞を取り巻く細胞(グリア細胞、シュワン細胞)で産生される蛋白の一種です。この蛋白には、3つタイプ(E2、E3,E4)があり、こに対する遺伝子が第19番目に染色体にそれぞれε2,ε3,ε4としてあります。この遺伝子のなかでε4が家族性アルツハイマー病に多くみられ、また家族性でないアルツハイマー病のにも認められアルツハイマー病の診断指標また発病の危険因子として注目されています。しかしε4も持たないアルツハイマー病の人もあり、ε4はアルツハイマー病の原因というよりは、発病を促進さる作用があると理解されています。

アミロイドベータ蛋白

 アミロイド蛋白は全身の臓器に蓄積されることがあるが、このうちアミロイドベータ蛋白が脳の神経細胞外に蓄積してできるアミロイド斑が神経細胞の働きを阻害してアルツハイマー病が発症するとされる。この蛋白の蓄積を抑える薬が研究されています。

アミロイド・カスケード仮説

 アルツハイマー病の発病過程で最も有力視されていう仮説。脳細胞に遺伝要因や環境要因などによりアミロイド前駆体タンパク質(amyloid precursor protein=APP)が、αおよびβセクレターゼで切断されβアミロイドが産生され蓄積してアミロイド斑ができます。このアミロイド斑は毒性をもち神経細胞を死滅させたり、神経原繊維変化を生じさせることでアルツハイマー病が発症するとされる仮説です。現在、この仮説に基づく発病過程に対する薬がアルツハイマー病の根本治療薬として開発されています。英語でamyloid cascade hypothesis といい、cascadeカスケードは滝の意味。

アミロイド斑

 アルツハイマー病の脳の多く認められる病変で神経細胞外にアミロイドベータ蛋白が蓄積した状態で、「老人斑」と呼ばれていました。

アリセプト

 アルツハイマー病の薬である「塩酸ドネペジル」の商品名。アルツハイマー病の脳はいろいろな変化が起きていますが、そのひとつとして神経伝達物質のひとつであアセチルコリンが減少しています。脳の神経細胞と神経細胞との刺激の橋渡しをするアセチルコリンを分解する酵素の働きを抑えてアセチルコリンの働きを高めるものです。アルツハイマー病の軽度から重度の人に有効で、知的機能の改善が見られます。ただし効果は一時的で平均6カ月から2年効いている言われています。薬は保険診療が処方され、1日1錠1回の服用です。副作用は比較的少なく主に嘔気や下痢です。この副作用をより少なくするため、我が国では3mgの薬を2週間服用した後効果のある5mgの薬の服用し、さらに症状に応じて10mgに増量します。アリセプトはアルツハイマー病とと診断され、本人や家族が薬の利点、限界、副作用の説明を受けた後、服用します。落ち着いてきた、買い物ができるようになったと驚くほど有効な場合もありますが、すべてのアルツハイマー病の人に効くわけではありません。
 アリセプトは、我が国の製薬会社エーザイが開発した薬ですが、日本での臨床試験の条件が整わないため、先にアメリカで臨床試験されその有効性が確認され承認されました。その後世界各国で承認されています。アリセプトの利点は、1日1回の服用でよいことと副作用が少ないことが他の同種の薬に群を抜いて世界的に広く使われています。開発した日本での臨床試験が終わりその結果でも有効と認められアメリカに遅れること2年余の1999年11月から使用されています。
 医師がアルツハイマー病をどれだけ適切に診断できるのか、薬の効果によってはかえって本人が混乱しないか、薬が効かなくなった後はどう対応するかなどの課題が残されています。
 また効果の限られている安くはない薬(2007年12月現在アリセプト錠10mgが792.70円/錠)でその費用を考えると他の介護保険サービス等に使った方がよいのではという意見もあります。現に、イギリスでは高価な薬の割りは効果が限られていると国民保健サービス制度(NHS)で使用が制限されています。アリセプトは過渡的な薬として位置づけ、アルツハイマー病の根本的治療薬の開発を期待した

アルコール性認知症

 長期に多量の飲酒を続けていると持続的で非可逆的な認知症の状態になることがあります。これはDSM-Ⅳでは物質起因性持続性認知症の一つとされ、アルコール性認知症とよびます。長期多量に飲酒している一部の人でも断酒すれば認知症に改善がみられることがあります。

アルツハイマー病

 わが国では認知症の原因のおおよそ60%を占める進行性の中枢神経の疾患。1906年にドイツの精神科医師アロイス・アルツハイマー(Aois Alzheimer)がこの病気を経過と脳の顕微鏡的変化などを初めて報告したので彼の名前がつけられました。当初は65歳未満の比較的まれな病気と考えられいたが、以前、老人に多い「老年痴呆」と呼ばれる病気と基本的には同じものであり、現在は年齢に関係なくアルツハイマー病と呼ばれ、これによる認知症をアルツハイマー型認知症といいます。
 アルツハイマー病は、年齢と共に多くなり、いつとはなしに発病します。進行の仕方はさまざまで急速に進むアルツハイマー病もあれば、あまり進行しないアルツハイマー病もあります。その経過は5年から10年といわれているが20年近く生きる人もいます。症状は通常もの忘れのに始まり、判断が障害され、失禁や失語が現れ、末期になると行動が緩慢となり、横になっていることが多くなります。また感情も乏しくなり、喜怒哀楽の表情もなくなってきます。嚥下障害も現れ、食べたり飲み込まなくなります。こうした状態から通常は衰弱死します。アメリカでは死因の第7位です(2005年)                                                                               
1)原因
 原因は不明である。アルツハイマー病の人の脳にはアミロイド斑(老人班)や神経原線維性変化とよばれる変化を認められ、前者にはアミロイド前駆蛋白から生成されるベータアミロイド蛋白が、後者には異常タウ蛋白が関与しているという説(アミロイドカスケード仮説:アミロイド蓄積→神経原変化線維→神経細胞死)が有力です。また遺伝、活性酸素、炎症、ホルモンなどが複合的な要因として絡んで発病、進行させると考えられています。さらにアルツハイマー病では脳の神経伝達物質が減少し、また神経細胞の働きが衰え細胞数が減少し、結果的に脳萎縮が起こります。

2)診断
 診断はDSM-Ⅳのアルツハイマー型認知症に診断基準による。その概要は以下のとおりです。
 ①記憶障害がある
 ②失語、失認、失行、実行機能障害のどれかがある
 ③①と②のために職業や社会生活に支障をきたす
 ④いつとはなしに発病し進行性である          
 ⑤脳血管障害などの他の脳の疾患によらない
 ⑥意識ははっきりしている
 この診断基準の⑤以外は症状や状態だけで判断できますが、⑤については医学的な診察診断が必要となります。具体的にはCTやMRIなどの画像診断、血液検査を行い、他の疾患によらないと除外診断します。また長谷川式スケールなどの心理テストを行います。しかしもっとも重要なことは経過と現在の状態を正確に把握するこです。死後の脳解剖のほかアルツハイマー病を確定診断できる方法は現在なく、症状と検査から総合的に診断します。なお脳脊髄液中のタウ蛋白質がアルツハイマー病の指標(アルツハイマー病マーカー)として注目されてはいますが、診断の補助的なものです。

3)危険因子・保護因子と予防
 欧米および日本でのアルツハイマー病の疫学的調査結果によると、危険因子として①年齢 ②性別(女性) ③遺伝 ④アポリポ蛋白E4 ④高血圧 ⑤高脂血症 ⑥糖尿病 ⑥肥満 ⑦ホモシスティン ⑧タバコ ⑨頭部外傷などが認められ、保護因子として ①魚 ②ビタミン(C、E、葉酸、ニコチン酸) ③抗炎症剤 ④女性ホルモン ⑤飲酒(適量) ⑥運動 ⑦趣味などが認められています(ただし否定する報告もある)。これらはすべて非介入の追跡調査による結果で介入追跡調査ではなく、どの程度コントロールしたらアルツハイマー病が防げるかどうかよくわかっていませんが、危険因子を減らし、保護因子を増やすことでアルツハイマー病の一部を予防することができそうです。

4)遺伝
 最近病気の遺伝についての研究が広く行われ、アルツハイマー病も例外ではありません。その結果、アルツハイマー病の遺伝についていくつかのことが解明されています。しかしその多くは65才未満で発病する若年期アルツハイマー病についてです。確かに、若年期のアルツハイマー病は兄弟の間で発症しやすいなど「家族性アルツハイマー病」と呼ばれる病気があり、遺伝的な関係は以前から指摘されていました。現在4つの遺伝子が確認されておりますが、これはわが国でもアルツハイマー病のごく一部で数%です。ただしアルツハイマー病になりやすい因子であると言われているアポリポ蛋白E4については高齢期のアルツハイマー病の要因として無視できないと言われています。こうした病気の遺伝の研究は今後もどんどん進んでいくでしょう。これは遺伝の最も基本となる核酸(DNA)の研究技術が開発されたことが背景にあります。これによっていろいろな病気の遺伝的背景が明らかにされつつありますが、その結果が治療につながることはごく一部でほとんどは原因の解明や診断に役立っているだけです。その結果、家族内に若年期アルツハイマー病が出た場合の他の家族への発病の心配、社会的な偏見や差別の助長など研究が進むことの不利益と思われることも少なくありません。しかしアルツハイマー病の遺伝の研究は今後とも進み、原因究明や治療につながる可能性があるので、研究と同時に患者や家族への「遺伝相談」などの体制をつくることも同時に進めて行くべきでしょう。

)治療
①薬物療法
アルツハイマー病の薬による治療は、世界的にはドネペジル(商品名:アリセプト)、リバスチグミン(同エクセロン)、ガランタミン(同:レミニール)があり、これはどれも脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンを補なうものです。軽度から重度のアルツハイマー病に有効ですが、このうち日本ではアリセプトしか承認されていません。服用方法、効果、副作用において最も優れている薬はアリセプトと考えます。この他に、アルツハイマー病の薬として前期の薬と作用が異なり対象を中程度から重度のアルツハイマー病とするメマンチン(商品名:エビキサなど)という薬も欧米で使用されています。いずれもアルツハイマー病の進行を抑えたり、治すものではなく、症状を一時的に改善するだけで効果期間も限られています。アミロイド蛋白の産生を阻害する作用のある根本的治療薬と思われる薬の臨床試験が行われています。
②非薬物療法
音楽療法、回想法、リアリティーオリエンテーション、ガーデン療法、ペット療法、芸術療法、アロマテラピーなど試みられていますが、アルツハイマー病の症状を軽快する効果はあると言われていますが、科学的に証明されたものではありません。

アルツハイマー病協会

 世界各国にあるアルツハイマー病等に関わる介護者中心の民間団体。英語ではAlzheimer’s Associationnoの名称が一般的ですが「アルツハイマー病と関連疾患の協会」などと呼んでいる団体の国もあります。活動目的や内容は似通っています。アルツハイマー病等の認知症人と家族への援助と社会的啓発を主な目的とし、この目的にそって介護家族の集い、相談、会報の発行、政府への要望、研究への補助、デイケアの運営などが活動内容です。組織は、基本的に本部、地域別の支部および小地域の小規模は自助グループから成っています。このような国レベルのアルツハイマー病協会ができたのは1978年カナダが最初で、その後1980年にアメリカ、イギリス、日本で介護家族らが中心となって結成されました。さらにヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、、アフリカ、中近東で国レベルのアルツハイマー病協会が77以上活動しており、こうした団体が集まって国際アルツハイマー病協会が成り立っています。団体の目的や活動は同じでも我が国の「認知症の人と家族の会」の名称は唯一です。

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